コマーシャルの制作費を抑えるテクニック

2011年3月9日(水)

先日の「新成人フェア告知CM」の紹介の際にちょっと書きましたが、テレビコマーシャルをするときにうっかりしがちなのがコマーシャルの制作費(素材制作費)の予算計上です。

どういうことかと言うと、例えばこういうことです。

あなた「予算30万円でテレビコマーシャルやりたいんだけど」

テレビ局の人「わかりました、30万円ですね」

あなた「どのくらいコマーシャルできるのかな」

テレビ局の人「そうですね。この予算ならゴールデンタイムに●本、その前後に●本くらいですかね」

あなた「わかりました、それでお願いします」

テレビ局の人「ところで素材はどうされますか」

あなた「え?素材ってなに?」

テレビ局の人「コマーシャル映像そのものです」

あなた「えっ、映像はテレビ局で用意してくれるんじゃないの?カメラだってたくさんあるでしょう」

テレビ局の人「もちろん私共でも制作の手配はできます。制作費で別途●●十万円お願いします」

あなた「…」

 

最後にテレビ局の人が言ってますが、制作費が1万円とか3万円ですめばいいのですが、動画をきっちり撮影して、そこにBGMを入れて、ナレーションを入れて、様々な効果をつけて…としていくとすぐに40〜50万、ちょっと凝ったことをすればもっとかかるのがCM制作費です。

「それならうちのビデオで撮影した動画データを使えないかな」と思いますか?結論から言えば使えません。

まず画質の問題、また三脚も使っていない撮影だとブレブレになります、そして元の素材のクオリティが低いとそれを補うための加工(編集費)が増えます、最後にクオリティの低いままの映像をテレビで流しても御社のイメージダウンにしか寄与しないためです。

そこで素材制作費を安く上げるためにはどうすればいいかを考えるために本稿を書いています。

タイトルにもある「テクニック」というほどのことではないかもしれませんがお役に立てれば幸いです。

 

まずその1静止画のコマーシャルにする。

Youtubeなどに代表されるように、誰でも動画を撮影し楽しむ時代です。動画を見慣れた目には、静止画は安っぽく見えるかもしれませんが「ビデオカメラで撮影しない」だけでコストが抑えられます。またデジタル放送が普及したことが逆に静止画CMにとって良い環境を生んでいます。それはパソコンで作った画像(デジタルグラフィック素材)をそのまま使えるからです。汚い動画素材よりも、デザイナーさんに作ってもらう美しい制止画素材のほうが断然いいです。

その2写真を動かす。

1920×1080のハイビジョンサイズは、最近のデジタル一眼レフカメラで撮影した画像サイズに比べて圧倒的に「小さい」のです。つまり自分で撮ったビデオよりもデジカメで撮影した静止画のほうが使える場合が多いでしょう。そういった画像を最小限の効果だけ与えると(左右に動く、消える、現れるなど)費用を押さえつつ、撮影動画を使用したコマーシャルのようになります。

その3とりあえず使い回しのきく素材を1本作っておく

動画でCM素材を作ったとしても、1回こっきりで次回使えなくなるとしたらちょっともったいない気がするかもしれません。であれば、コマーシャルの最後の3秒くらいを毎回変更しても差し支えないような作りにして、とりあえず1本ちゃんとしたのを作っておくというのも手です。最初の12秒くらいは汎用性の高い内容にしておき、3秒は毎回セールのタイトルと日付を変えるようにしておくと良いですね。

その4.制作費込みの商品を利用する

時々テレビ局のキャンペーンなどで、コマーシャル契約をすればもれなくCM素材を作りますという企画が出る場合があります。もちろん最低契約金額や著作権の関係上、他局では使用できないといった制約を受けますが、とてもお得です。

(もちろん必要最低限の費用は必要ですが)予算が潤沢になくとも工夫をすることで用途に応じたコマーシャルを制作することができます。いろいろ知恵を絞りますので、テレビコマーシャルをご検討の方は、下記のボタンからお問い合わせください。

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