iMacでRAID組んでみた
2012年8月30日(木)会社ではなくて自宅のiMacの話。
ちょっと前から起動が遅かったり、なんか以前に比べて動作が遅いなと思って調べていた過程で内蔵HDDの空きが少ないことは認識していました。まぁ原因はあれです。子供の写真。
先日娘は3歳を迎えたのですが、その3年間の写真の量がかなりの量にのぼります。それで保存領域を確保するためと、万が一のデータ消失に備えてRAIDできるストレージを物色してはいました。
まぁ物色しだすといろいろ上を見てしまうのは仕方ないところ。とはいえすべて検討していたのは業務用などではなくコンシューマー用途の製品です。具体的に候補に登っていたのは以下。

NETGEAR社製 ReadyNAS Ultra4
ちょっと前だと、こんなのも検討してた。

HP社製 MediaSmart Server EX490
最後のMediaSmart Server EX490なんかは、WHS2011の発表直後でHD4発込みで激安価格なっていたのでかなり心が傾きましたが、買いませんでした。やっぱりOSがWHSってのが嫌だったのと、その時はそこまで空き領域に困ってなかったから。あ、だから、これを検討していた時は困っているんではなくて、単純にNASを欲しくて検討していたのだった....。
で、本題です。ここ2ヶ月でHDDの空きが本当にピンチになりました。というかもう既にデータをインポートしているとiMacから
「ディスクの空きがありません」
とたびたび怒られる始末。
その度にチマチマといらないファイルを消去したり、ピンぼけの画像データを消去したりして対応してきました。(子供の写真はピンぼけでもなかなか捨てられない...)
まぁ、それしきの対応ではいつかにっちもさっちもいかなくなることは明白。本腰を入れてストレージ探しをしようと思ったわけです。でも、あれです。探せば探すほど、(使いもしないのに)いろんなことができる高機能なもの、転送速度が速いものを選びたくなるわけです。そうするとどうしても高価になっていきますので、ふんぎりがつかないのですね。う〜ん、困った。
ということで問題を整理してみました。今回のストレージ購入に関して必要な機能は…
(1)RAID5とはいわなくても最低RAID1 (2)以前、Timecapsule(無線LAN)経由でMacbookから (3)数年は持つように最低2T程度のストレージ |
なんじゃ、QNAPもReadyNasもいらんやん......
という時にたまたま見つけた記事。
Mac OSの機能だけでUSB接続の外付けHDDをミラーリングする
そうか、その手があったか。
そういやディスクユーティリティの設定に「RAID」ってあったけど、どうやって使うのか調べもせずに意味不明のまま放置していました。そうか、外付けHDDでRAIDが組めるのか。な〜るほど。
ということで早速ベスト電器で外付け2Tを調達。自宅でTimeMachine用に使っていた外付け2Tと組み合わせてRAID1組みました。

iMac+外付けHDD×2でRAID1組みました
当たり前ですが、もともとのHDDは初期化されますので、データはTimemachineに一時避難。ディスクユーティリティーで先ほどのサイトに解説してあった手順を踏んでRAID構築してみました。実際のRAID構築にかかった時間はHDDの初期化の時間も含めて2分程度。あっさりとRAID構築完了。あっけなさすぎ。
USB接続の外付けHDDなのでスピードは期待できませんが、写真の管理程度には十分。電源もパソコンと連動するのでエコ。しかも持ち運べば無線LANでは処理が遅かったMacbookでもアルバムづくりもできる!(実際にアダプタとともに移動させるかどうかは別問題として)
まぁしばらくはデータ保存で悩む心配がなくなりました。