SugarSync無料サービス終了ただし日本は継続

2013年12月19日(木)

 

先日、メジャーなオンラインストレージサービスのひとつ、SugarSyncが無料アカウントの提供を終了すると発表されました。

 

SugarsyncのCEOさんは「無料ストレージを多くの企業が提供しているが、これらの企業のほとんどは存続できないだろう。我々は既に強固な財務基盤を備えており、今回の変更によりさらに事業を強化していく」とコメントしており、私もうなずくところがあります。

 

先日、アプリ開発をされているKさんという方と話した時のこと。その方は多くのアプリ開発・リリースの実績があり、そのうちの1つは10万ダウンロードを達成されています。しかし皆さんご存じのようにアプリの多くが無料。もし値段がついていたとしても100円、200円、高くても数百円の世界。例え100円のアプリを10万ダウンロード販売したとしても1,000万円にしかなりません。もちろんアプリ開発にはかなりの時間と工数(人件費)を要しますし、10万ダウンロードを達成するには無料セールなども実施してさらなるダウンロードのための販促も行わなければなりませんし、細かいバグをつぶしながらアップデートもしなければなりませんし、ユーザーへのいろいろな対応(クレームなども含めて)もしなければなりませんし、なかなか大変です。


そのKさんが10万ダウンロードを達成したアプリは無料で提供されており、これからいかに課金モデルをつくるかが課題だとおっしゃっていました。そりゃそうです、ここは本当に上手につくらないと課金を発表した途端にユーザーを失うという事態になりかねませんから。

 

そういう意味ではSugarsyncの発表はかなり強気だなとも思いますし、一定数の有料アカウントユーザーを抱えていて、お金をとるかわりにサービスは終了しませんよ、機能強化もドンドンやっていきますよということなのでしょう。
私はこのニュースを見た時に真っ先に思い浮かべたのが
「Dropboxが無料アカウント停止しますとなったらどうしよう...」ということ。

 

 

ここ最近でもNドライブとかKドライブとか、無料で提供されていたオンラインストレージが相次いでサービス終了しています。私もけっこういろいろ登録して、iPhoneにも複数のオンラインストレージアプリがインストールされていますがDropbox以外はほとんど使っていません。若干使っているのはGoogleドライブくらい。AmazonのクラウドドライブもMicrosoftのスカイドライブも登録はしたものの、私の用途には合わず放置です。理由はDropboxで用が足りるからなんです。

 

まぁ会社のNASも外から見ることはできますし、Dropboxがなくなっても致命的に困るわけではありません。しかし外部の方とファイルをやりとりする時などは便利ですし、けっこう依存していることは確かです。あ、そうそうサイトのバックアップ先などにも利用していますしね。そういった便利に使う部分も「無料」という部分が大きいわけで、有料になった時に、それらの便利な部分を切り捨てて別の方法を考えるかというと微妙だったりします。そう、そうなったら多分「仕方ねぇなぁ」とお金払ってしまいそうですね。

 

まぁ、そこまでのサービスになればしめたもの。月額100円でも1人年額1,200円。10万人ユーザーがいれば1億2千万円です。アップデートのための開発費や次のサービス開発費などを考えても、そこそこいけるかと。なんて捕らぬタヌキの皮算用。アイデアもなければ開発資本もありません。現実はなかなかそう甘くないのですよね。

 

でわまた。

 

written by イチロー@広告のアクセス

 

クラウド時代はすぐそこ

2010年10月28日(木)

コンピュータの世界では「クラウド」ってのが流行です

クラウドとはクラウド=雲 というとこから連想して、様々なデータをハードディスクとかDVDとか物理的につながった記憶媒体に置いておくのではなく、雲の上、つまりオンラインでつながった 「あっちのほう」に置いておくと言うことです。
(群衆っていう意味合いで、インターネットでつながった人の力を結集して、みたいな意味で使う場合もありますが、それはここでは触れません)

つまりインターネットにつながりさえすればどこからでも自分の欲しいデータにアクセスできるんですね。そしてそんなデータの置き場を提供するサービスが、なんと無料で利用できるんですね。

それが…「Dropbox」というサービスです。

dropbox

なんて書くとものすごいことを知っているかのようですが、雑誌などでは「定番」的なサービスとして取り上げられているものです。詳しい説明は例えばこんなサイトにたっぷり掲載されているので、そちらをご覧いただくとして、私がすごいなと思うのはその速さです。

今までもデータはレンタルサーバの一領域をストレージとして利用して、FTPでデータを入れたり出したりしていました。その際にイラッとしてしまっていたのがそのスピードの遅さです。それに比べてDropboxは何なんでしょう、まるでパソコン本体内のHDDみたいなスピードが出ている(速い)のです。

まぁうちの事務所で使っているNASが遅いと言えばそれまでなんですけども。USBでつないだHDよりも早かったりするんで驚いているわけです。

これで容量が大きければ(無料で使えるスペースは2Gまで)必要なデータはクラウドにどんどん放り込んで会社はもちろん、外出先でもすぐに必要な書類を参照できますから便利です。ただWi-fiでの速度なので、iPhoneとかの3G回線だと大きなデータはきついかもしれませんが、回線の速度なんて年々どんどん速くなっていますから、本格的なクラウド時代はすぐそこまで来ているという感じがします。

今回はわかる人しかわからない話でごめんなさい。

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