第2講 広告は使い分けが大事(基礎編)

このコーナーでは、佐世保近郊でなにかビジネスをされている方で

「広告やってみたいな~」とか
「広告ってどこに頼めばいいかわかならい」
「これって広告屋さんに頼むべきことなのかな?」

などとお悩みの広告初心者の方になるべく
『やさしく』『わかりやすく』をモットーに
広告のこと、そして広告屋さんの選び方、つきあい方をお知らせします。

最終的に弊社にお仕事を依頼される、されないに関わらず
広告の大切さをわかっていただけたら幸いです。


「広告」っていろいろあるけど何をしたいいの?



第1講(オリエンテーション)では、広告代理店というのは印刷屋でも看板屋でもテレビ屋でもなく、それらを総合的にコーディネートする業種なんですよ!ということを説明しました。

今回は身近にある様々な広告媒体のご紹介から、その利用方法についてご説明しましょう。

あ、その前に…
今回はちょっと長いです。お急ぎの方はこのページをブックマークして
時間のあるときにゆっくりお読みください。


折り込みチラシ

まず、とても身近なところでは新聞への折込チラシ。
折込チラシのメリットは必要な曜日と地域のほとんどの世帯にピンポイントで投下できるところです。
佐世保市全域で約10万部の部数が必要ですが、
あなたのお店の周辺地域だけとか、プラス早岐地区だけ、またその中でも西日本新聞をとっている世帯だけといったように戦略的に使うことができます。

また主婦層をターゲットとしているなら、かなりの効果が見込まれます。
折込チラシは家計を預かる主婦の皆さんの大切な情報源ですから。
最近では新聞をとっている世帯が減ったとはいえ、まだまだ地方では力がありますよ。
弊社のお客様でも
「1年前のセールのチラシを大事に持っていたお客様が来店された」とか
「チラシを入れたら商品への問い合わせの電話がどんどん鳴った」というお話を伺います。
そういった話を聞くと広告屋冥利に尽きます。ありがとうございます。


タウン誌(フリーペーパー)

新聞とはちょっと違いますがタウン誌なんかもあります。
佐世保地区で言えば有名なところで「ならでわ」とか「ライフ佐世保」など数紙があります。
それぞれ見た目も違えばターゲットとなるお客さんも微妙に違います。

これらの媒体も直接編集部に問い合わせて掲載できますが、
アクセスも代理で取り扱います。よろしければお問い合せください。


テレビ・ラジオ

またテレビやラジオも思い浮かぶところでしょう。
電波媒体は広範囲に広告できるのが強み。逆に必要なくとも県内全域に放送されます。

「県南は放送しなくても良いから、半額にして」みたいな交渉はできません。あしからず。

またテレビやらラジオ(新聞もそうですが)で放送されることの最大のメリットは
「信頼感」です。

この信頼感は折り込みチラシやフリーペーパーではなかなか生まれません。
この辺は公共性の強い媒体(メディア)としてのメリットです。
またパブリシティ(PR/広報)という客観的な記事(を模して)で、
売り込み臭を出さずに広告することも可能です。

テレビ・ラジオは高いと思われがちですが、
長崎県はテレビ局(民放)が4局もあり激戦区なんです。
なので(ここだけの話)価格競争も起こっています。
よろしければご検討ください。

テレビ局 NBC長崎放送
TBS系列
KTNテレビ長崎 フジテレビ系列
NCC長崎文化放送 テレビ朝日系列
NIB長崎国際テレビ 日本テレビ系列
ラジオ局 エフエム長崎
FM
NBC長崎放送
AM


ホームページ

もうすっかり生活のインフラとなった感のあるホームページ。
しかし、地域に密着した媒体という意味ではまだまだでしょう。
逆に「全国」を相手にする場合はこれ以上の媒体はありません。

しかしながらホームページは万能ではありません。
ホームページを制作・公開すれば24時間稼働して売り上げを上げるなんて
夢のまた夢のようなお話です。

しかし、きちんと見てもらう仕組みを作って、お客さんにアクションをかければ
効果・コストパフォーマンスともに非常に優れた媒体であることも事実。

ただ、そこに行くまでになかなか社長さん方の理解を得られないことが多いです。



先程「地域密着はまだまだ」と書きましたが、
その理由は地域に密着したホームページの活用をしていないケースが多いためです。

どうすれば地域のお客さんに見てもらえるかをきちんと考えて
いろんな施策を実行すると、ちゃんと効果を発揮します。


看板その他

まちなかに目を向けると看板なんてのもあります。
バス・電車の乗客、ドライバーなどに24時間・365日宣伝できるのが看板の強み。
目立ってナンボ!のものですから、設置(掲出)場所は細心の注意を払いたいものです。

また看板の親戚みたいなものに、のぼり(旗)や懸垂幕などもあります。
最近では印刷の技術が向上して、
写真なども美しく再現できるようになり多彩な表現が可能です。

バスや電車の車体を丸ごと広告にするラッピングなんて手法もあります。
大がかりなものでは町や駅、ビルの1フロアなどを広告で埋め尽くす
「○○ジャック」というものなんかもあります。
(よく都会でアーティストや新商品などのプロモーションでやりますね)


使える広告、使ってはいけない広告


と、いうことでざっと色々な広告媒体についてご説明しました。

これくらいでは全然説明しきれていないのですが
それぞれの雰囲気はつかんでいただけたと思います。

それぞれの広告媒体には得意分野、不得意分野があり、ターゲットが異なります。
つまりあなたの会社(お店)の規模やサービス(商品)によって
使える広告、使ってはいけない広告があるのです。
また広告の表現もあなたの会社(お店)の規模やサービス(商品)によって

使える表現、使ってはいけない表現があるのです。
そのあたりに注意をしないとお金を無駄にしかねませんからご注意を。


例えばあなたは注文から30分以内でお届けする佐世保の宅配ピザ屋さんだとしましょう。
新しく開店を控えたあなたは広告計画を考えています。

あなたはまず「そうだ!やっぱりテレビコマーシャルだ」と考えます。

テレビコマーシャルはインパクトもあるし、県内全域で見てもらえます。
またテレビでコマーシャルをしているというだけでなんとなくかっこいいし、自慢もできるし、なんといっても信頼感が違います。

でもちょっと待ってください。
ピザの広告を見て注文するには、たった15秒のコマーシャルは情報が少なすぎます。
新規オープンでお客さんをどんどん集めないといけないのに
コマーシャルを見て電話してきた人にサイズやらトッピングやら一から説明してたら
いくら時間があっても足りません。

電話が長時間つながらなければお客さんがつかないどころか
悪い評判がインターネットの掲示板などにあっというまに広がるかもしれませんね。

また佐世保のお店なのに平戸から電話がかかっても困りますよね。
「30分で届かなくても良いから」とか言って。


「それなら!やっぱり折込チラシだ!」とあなたは考えます。

あなたのピザは今までいろいろお店を食べ歩いて研究して、こだわりぬいて完成した味です。
それにライバルとの差別化が必要だ!とロゴマークもかっこいいものにしました。

そうだ、チラシの表面にはうちのピザを囲んで幸せそうに食べる家族の写真にしよう。
キャッチコピーは「私たちは家族の幸せをデリバリー」だ。

裏面には味のこだわり、食材へのこだわり、そして開店の挨拶を載せよう。
自分のピザへのこだわりに共感してもらえば絶対買ってくれるはず
そうあなたは確信します。


ちょっと待ってください。

チラシを見る人は「今日何かお得なことがないかしらと探している人」です。

そういった人は知らないお店のこだわりよりも、
いつも利用するスーパーのチラシのド派手で格好良さのかけらもない
「100円市」という文字の方がよほど魅力的なのです。

ですからチラシを折り込むなら
どんなピザがあって、それがいくらで、写真がおいしそうに見えるかは基本で

これからお客様を集めるために
まずは一度でいいから注文いただくことを主眼にしないとダメなのです。

また折込チラシは何枚も何枚も入っています。特に週末は大量のチラシが入ります。
その多くのライバルの中から選んでみていただけるように
目立つ表現を考えないと見てもらえません。

 

いろいろ検討した結果、テレビも折込チラシも予算オーバーと言うことが判明したあなたは

「次はホームページだ!」と…

 

と延々と続けてもいいのですが、
賢明な読者の皆さんは私が言いたいことをすでに理解されていることと思います。

そう、広告はビジネスのやり方によってはすべて有効に機能します。
しかし伝えたいメッセージを適切な手法(広告媒体・広告表現)で
伝えたい人に届けないとお金を無駄にしかねません。

またあなたが「これがベストだ!」と思っていることでも
第三者が見れば改善の余地があったりするものです。

そう言ったときに客観的な視点で、
ともにビジネスを成功させましょうという姿勢であなたをサポートする味方

それが私たち広告代理店です。

 

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